VIBRASTONE / ENTROPY PRODUCTIONS

VIBRASTONE / ENTROPY PRODUCTIONS日本語ラップ

データ

発売日 1991.7.3
レーベル ポニーキャニオン

 

参加アーティスト
小泉今日子!!!
亀渕昭信

 

VIBRASTONE / ENTROPY PRODUCTIONS 裏 VIBRASTONE / ENTROPY PRODUCTIONS CD VIBRASTONE / ENTROPY PRODUCTIONS クレジット VIBRASTONE / ENTROPY PRODUCTIONS 写真 VIBRASTONE / ENTROPY PRODUCTIONS 写真

 

収録曲

 

01.ジェット・コースター
02.コマーシャル・スター
03.調子悪くてあたりまえ
04.パブリック・エネミー
05.一日中ボケーッ
06.MIKKY-D
07.金っきゃねぇ
08.3ナンバー
09.人間バーベキュー

 

レビュー

キケン!生音オリジナル危険リリックグループだね。

 

 

 

今回ちゃんと聞いてみてめちゃくちゃ良かったです。音も良いんだけど、とにかくリリックが攻め過ぎだー!!攻撃的だったり、比喩だったり、皮肉ってたりで本当にすごいです。パンクだよ。ファンキーで知的なパンクラップ。よく言ってくれた!そして、もっともっと言ってくれ!納得いかない事沢山あるんだよ!うおー!って気持ちを最高の音の中でかましてくれている。

 

 

 

歌詞カードが無いのが残念だな。問題になりそうだから、あえて無いかもだけど。で、調べていたらリリックが全部乗っている歌詞集が復刻版で発売されていました!!

VIBE RHYME

サインが!!

VIBE RHYME VIBE RHYME ステッカー

ステッカーも付いていたぜ!!

 

Captcha Challenge - STORES

『VIBE RHYME(ヴァイブ・ライム)[復刻版]』

 

 

 

 

生バンドの音も良い。本格だよね。ホーン隊が居るのも最高!YouTubeにあったライブ映像を何個か見たけどカッコ良すぎでした。正直ライブの方が良いかなーw。音源よりライブがカッコいいって本物だよね。

 

 

 

 

ファッションもいけてる。自分らのウエアをみんな着てさ。パーカーの着こなし、キャップやサングラスなどなど、かっこいいな。今もだいたいこんな感じだよね。あのロゴもすごいかっこいい。91年でこれはやばい。

 

 

 

 

 

ラップの技術的な部分はね。別にそこを売りにしている訳じゃないしね。曲もまぁ全曲似ている感じだしね(すみません)アルバム全部が繋がっている感じで、全部でビブラストーン!!ただ過激にやっているだけじゃない。リリックは色々な読み方が出来ます。とても上手い歌詞が多いと思う。音はファンキーでリリックがやばい。で、ライブがめちゃやば!!今、現在こんなグループがいたらなー。

 

 

 

●01「ジェット・コースター」
ファンキーなサウンドの上を危険なリリックが畳み掛ける!「ジェットコースター」の掛け声の所で、小泉さんの声がはっきり分かるの嬉しいね。ジェットコースターにスピードも掛かっているな。実はリリックが凄く上手いよね。
「ノーライフキングじゃねんだぞ 遊びじゃねんだぞ 俺達ゃ病気じゃねぇんだぞ」
「スピードが必要な世の中なんだってばさ 人間やめますかって言っても やめたくない人だっているのよ 死んだっていいです」

Vibrastone “ジェットコースター”

 

 

 

 

●02「コマーシャル・スター」
皮肉が効いてるなー!爽快です。世の中の仕組みを皮肉っている。こういう視点よ。あの有名人がクソダサに思えてくる。ありがとうございますだよな。みんなか同じモノを欲しがる現代にこそ響いて欲しい。
「マイナーじゃダメだ メジャーメジャー」
「自殺もしません」やばやば。

VIBRASTONE / コマーシャルスター(LIVE)
VIBRASTONE / コマーシャルスター(LIVE)

VIBRASTONE / コマーシャルスター(LIVE)

 

 

 

●03「調子悪くてあたりまえ」

「調子悪くてあたりまえ」この言葉は救われる。心の問題をもうこの頃から言ってた人達がいたんだよー。こういう先輩達がいた事がとても嬉しい。後半の皿洗いらへんリリックは怖いけどw。ってみんなも言わないだけで普通に思っているような事なんだけどね。ラストの「調子悪くてあたりまえ」の人力ループよ。

VIBRASTONE / 調子悪くてあたりまえ
1991.9.29 渋谷Club Quattro

VIBRASTONE / 調子悪くてあたりまえ
近田さんのコメントもある。最後に奥田民生さんが!(めちゃ若)

 

 

 

●04「パブリック・エネミー」

政治や社会を攻撃。おかしい事はおかしいとちゃんと言えるアーティストだよね。今だと誰なんだろう。。。

ルールはいつだって そっちが変えていいってルールだもん そんなのインチキじゃーん」本当に本当。最近の日本の酷さが染みるな。。。

VIBRASTONE / PUBLIC ENEMY

 

 

 

●06「MIKKY-D」
メロとても好き!掛け合いのラップも良い。ヤバ曲。いやマジで。大企業ディスですよ。すげーな。たぶんマ○クの事だと思う。いや私が勝手に思った事だからね。2番の歌詞も良い。考えさせられるな。スゴイ曲だね。
「MIKKY-Dの中身は犬や猫だって噂があとをたたない」やば。
「390円でリッチな気分に なるのもいいけど もうけが計算できません」やばやば。
MIKKY-Dに代表される 目に見えないパワーに負けるな!!」良いね。

Vibrastone – Mikky-D

 

 

 

 

 

●08「3ナンバー」
フォーンで入るからスカパラぽいw。明るいね。楽しいリズムで攻めているラップ。

 

 

 

 

●09「人間バーベキュー」
うーん強烈。ピー音結構入っているけど、歌詞集があるから全部読めちゃう。

「子供にあとを継がせるって事は おいしいからってことだぜ」やば。
「火炎放射器 このぐらい文句はないはずだ 動くな 天国と地獄どっちへいきたい」

 

 

 

 

レア度
★★★★☆

古いCDなので。

 

 

 

Amazon.co.jp: ENTROPY PRODUCTIONS: ミュージック
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メモ

これは、、、熱い!!

 

これは、、、スゴイ。今でもガンガン活動をしているの本当にスゴイね。元気を貰えます。

 

参加アーティストがすごすぎ。
 

 

 

 

 

コメント

  1. トニ ( Tonus) より:

    このアルバムが大好き。 2021年でも聴くのは楽しいです 。
    好きな曲はMikky-dです.雰囲気は私を旅行させます。
    このグループにはたくさんの楽器があったので、オリジナルですね。
    フランスでは、Vibrastoneのようなグループがありません 。
    アメリカでは, 私も知りません 。 だからこのグループは本当に日本人です!当時、Vibrastone は有名でしたか?
    このグループを遅く発見しました。残念ながら, 誰もVibrastoneについて話していません 。 YouTubeでコンサートは、Vibrastoneの現存の美しい痕跡だと思います。

    • 90s90s より:

      トニ ( Tonus)!!どうもです!

      良いですよね。今回ちゃんと聞いてみて驚きました。2021年でもイケてるね。
      私もMikky-d好きです。良いよねー。ライブ映像マジでかっこいいと思いました。
      トラックがほぼ全部生バンドなのもすごいよね。本当にあまりいないと思います。

      当時はどうだったんだろう?私が日本語ラップを聞き始めたのが94年頃で、
      その頃は、たぶん知らなかったなー。後に名前は知るんだけど曲は聞いていなかった。みたいな感じでした。
      有名だと思うけど、私のように聞いていない人が多いと思います。

      YouTubeに沢山映像があったので熱いファンは多いと思います。コメントも熱いしね。
      Vibrastoneをちゃんと聞いているトニ ( Tonus)さんがマジスゴイです!!リスペクト!!

  2. トニ ( Tonus) より:

    なるほど。

    そうそう、ライブ映像はマジックです。

    うわあ1994年すごい!! 私は1998年に生まれました。ww
    2000年代半にフランスラップを発見し、2010年の初めにShakkazombieとTak the Rhymesheadのおかげで日本語ラップを聞き始めた。
    でも当時フランスラップは良くありませんでした。
    常に同じ歌詞 、もちろん例外もあるが、ほとんど時間は、オリジナルではありません。それはいつも下品です。。。一方インストルメンタルは熱かった。

    ファンがVibrastoneを忘れていないのを見てうれしいよ

    リスペクトも !90sさん :)

    • 90s90s より:

      1978年生まれですww。20違うのね、、、ふー(笑)。
      本当に詳しいし熱心だよね。日本語ラップに対する愛情をいつも感じていますよ。
      日本語ラップ好きとして、とても嬉しいです。
      ShakkazombieとTak the Rhymesheadは熱いね。そこからハマったんだね。

      フランスのヒップホップシーンの話はとても興味深いです。
      いつも下品w。でも、インスト熱かったんですね!

      当時、Vibrastoneのライブに行ってた人達は、たぶん私の5.6年上の人達だと思います。
      このHPをやっていてあれなんですが、90年代の初期はほとんど知りません。
      情報がほとんど無かった。テレビで流れた「SDP」や「EAST END」で日本語ラップを知りました。
      たまにネットで見かける、当時の思い出話を大切に読んでいます。

  3. トニ ( Tonus) より:

    1978年!!
    だからShakkazombieとTak The RhymesHeadが大好き.
    日本語ラップを聴けば聴くほど日本語を上達したい !

    「当時、Vibrastoneのライブに行ってた人達は、たぶん私の5.6年上の人達だと思います。」
    はい,私は同意して,Vibrastoneは80年代に存在したんです。
    じゃあ、Vibrastoneのライブに行ってた人達は1970年代の人達だったと思います。

    当時、情報を見つけるのは難しかった。 インターネットがありませんでしたね!
    SDPとEast Endは良い当初です . 「今夜はブギー・バック」は成功でした! 質問があります . ある日 Zingiの「TokyoTribe」について話しますか? このアルバムについて90sさん の意見を知りたい . 😉

    • 90s90s より:

      「日本語ラップを聴けば聴くほど日本語を上達したい !」
      凄いね。なんかとても嬉しいです。

      80年代後期~90年代初期のアーティスト達の活動があったから、SDPとEast Endのヒットに繋がったと思っています。
      そして、このヒットで日本中に「日本語のラップ」が伝わりました。とても良い感じで。
      まぁ好みはあったと思いますが、ほとんどの人が好意的に受け入れたと思います。
      全てが繋がっています。今、現在も。なのでリスペクトは本当に大事です。

      Zingiの「TokyoTribe」レビューやる予定ですよー。ちょっと楽しみになりました。どうもです!

  4. トニ ( Tonus) より:

    80年代後期-90年代初期のアーティスト達の活動のおかげです!
    レビュー読むのを楽しみにしています 。
    答えありがとう 🙂