データ
発売日 1998.10.25
レーベル ワーナーミュージック
参加アーティスト
NORIYOSHI SASANUMA(COOL SPOON)
ロボ宙(DASSEN3)
特殊ジャケット!
収録曲
01.FUN-KEY PRELUDE
02.4ch FUNK feat.NORIYOSHI SASANUMA
03.FUN-KEY-WORD
04.MORE FUN-KEY-WORD feat.ロボ宙
05.La★八番
06.J & R (饒舌 & 冷静)
07.FUN-KEY PERSONALITY feat.NORIYOSHI SASANUMA
08.CARFRESHNER (Instrumental)
09.トリプルショット
10.CHECK THE WORD
11.転が…
12.アーバン文法
13.ダ・メモリー
レビュー
6枚目!スチャの良さは歌詞と柔軟なスタイルにあると思っています。
当時は「今までのスチャと違う」と思った人も多かったんじゃないかな。今までのスチャの名曲って、もう聞いた瞬間に良いじゃん。今回のアルバムには、あまりそういうメロウで分かりやすい曲は少ないと思います。トラックも最高なんだけどね。
歌詞カードを見ながら聞くと、その凄さや面白さが分かると思う。いつも凝っているし、考えられて作られている。なんか、ぱっと聞いた時の曲の感じ(そこに誤魔化されるのではなく)だけでなく、ちゃんと歌詞も聞いてよねーな感じ。今までのオモロラップとかのイメージや、この頃、勢いがあった日本語ラップとの差(違い)もあったと思う。こんな感じで余裕でやっちゃう(出来ちゃう)けど、ついて来れる(めっちゃ進んじゃうけど)?をアルバムトータルで表現。していると思う。
スタイルは変わっていなく、表現の仕方や、やり方を変えた感じに思いました。なめんなと。つーか君等ちゃんと分かっているの?と。私が勝手に思っているだけですよ。派手さはないけど(すみません)しっかりとした成長や表現の仕方の幅が広がった作品だなと思いました。長い活動の中で節になるようなアルバムだと。(どのアーティスト様の、どのアルバムもそうなんですが)
アニさんのラップがかなりヤバく聞こえました。フローや声の出し方(なめてる様な、力が抜けた感じ)がさらにって感じです。2人ともリリックやばいです。色んな面白い言葉、カッコいい言葉が今回も沢山あった。どんどん単語を使っていくスチャはある意味迷惑な先輩さんだよね。言葉を先にどんどん使っちゃうから。
自然にノレる曲が多かった。どのトラックも普通にイケてると思う。結構シンプルめなトラックなのでリリックで差が出ちゃうね。レベルの違いがクッキリ出てる。そしてFUNがKEYのファンキーだからね。くらえくらえ。
●01「FUN-KEY PRELUDE」
毎回イントロが楽しみなスチャなんだけど、今回のは自分的には、うーんな感じでスタート!
●02「4ch FUNK」
ベースにCOOL SPOONの笹沼さんをフューチャ。唸っている!やっぱりラップ良いね。歌詞カードを見ながらだと凄さや面白さがアップする。レベル高いね。
「自称ハイペース 見た目マイペース ベースに戯れるインテリジェンス」
「ライツカメラとっくにアクション趣味の延長 多めこめるパッション」
「24chに流し込むファンク」!!
「終始シュンとせず 旬の連続 春夏秋冬 通じ保つ鮮度」良い!
●04「MORE FUN-KEY-WORD」
初めの所(ラストもね)での音の切り方。間がすごいぜ!安心のロボ宙フューチャー。スチャらしさ全開のゆるめファンキー!自然に音にのれる。なかなか好きっす!
「ビートとライムがキモ」聴いてる時は鬼門って思ってた。
「夜な夜なFUNKを欲し」前の曲「FUN-KEY-WORD」でもアニさん使っていたね。
「二転三転から横転 からっきしダメから起死回生」上手すぎる。オモロ過ぎる。
●05「La★八番」
結構好き。こういうちょっと怪し目なトラック(あの頃の王道の日本語ラップのような)の曲で、あまりやっていないよな。ラップ良いわ!2人の掛け合いの所とか。特にアニさんが好き。この歌い方。こういう曲に合っていると思う。ラストらへんに色んな人達の「バーン」声がサンプリングされています。最近聞いたのでSister NancyのBAM BAMだけ分かった。こういうの全部分かる人を尊敬します。
「自ずと上がるB-BOY度数」
「Rの月 以外もマスト 通気取りで注文せよ RAW」アーエーダボ!
「未知数に賭け放るサイコロ」良い!!
●06「J & R (饒舌 & 冷静)」
「金で買えるセンス スゴイ行列 持ちつ持たれつ 腹にもたれる」饒舌!
●07「FUN-KEY PERSONALITY」
30過ぎのファンキーはこんな感じwサビが「いつ何時も さらす体たらく」だもんねw。交互に歌うのも良い。
「ネバーエンドの30前後 残尿 以外低成長 血糖値上げオールナイトロング」こういうの上手いよね。
「唸る俺節 きしむ節々 常とう手段で暴投」w
「枠にはまらず枠に入れてく」イエーイ!!
●08「CARFRESHNER」
てんこ盛りで熱いDJプレイ(でいいのかな?)!!
●10「CHECK THE WORD」
良いわー。すごく好き。早めなテンポでかっこいい。ラップは言葉だよね。彼らがその言葉をどうやって生み出しているのか。ちゃんとチェケラしろよと。適当にふざけているだけじゃないよと。実は深いよ。いつかしみるよと。
「起承転結 ケツは消滅 転が転々 そんで延々」次の曲にも繋がるWORD。
「闇雲照らすサーチライト」!!たまらんね。
「一京年前から承知の話」
「ビカッビカッ 光っただろ今」は「5W1H」でもかますね。
●11「転が…」
きゃーこの流れ最高!後半戦半端ないな。踏みまくりな曲。うるせーからちょっと踏んでみますかね。余裕踏み。いいっすねー。
●12「アーバン文法」
言葉の面白さが満載です。使っている言葉、組み合わせ、造語などが余裕で一つ上。フローも良い。正統派って言ったらあれだけど、やろうと思えばできちゃうんだよ。ダテにやってねーぜウン年目!!
「鼻歌でJB モチサビのみ」w
「クリーンな耳ざわりでメッタ打ち 次の代まで与える大打撃」まさしくこのアルバム。
「ベースラインを先物取引 ビートの筆頭株主」
「ケムめのJAMはタンクに満タン」
「意味とアヤ 両面待ちのライムページ」やば!
「押せ押せムードの中 引きの芸 ア然 ガク然 伏線のサジ加減 ダテにやってねーぜウン年目」ヤバ過ぎ。
●13「ダ・メモリー」
ラストにこんな曲が待っているとは。メロ泣ける。最後にSHINCOさんのDJプレイも入る展開になっていて、ここが熱い。3人で延々とかましまくる。想像しようね。3人を。ネバエンビート上の3人を。
「ぶり返す気分 繰り返すビーツ ぶち壊して進む 止まらずに続く」ふー。たまに振り返ったりしながら、色々をぶち壊して、変わりながら止まらないで進んで行く。俺達のSDP。永遠に感謝とリスペクト。
レア度
★★☆☆☆
特殊ジャケ!かっこいい!
メモ
調べていたら見つけた!やばい!
CDで欲しくて、インストだけど買ってしまった。
きたー!!
こ、こ、これは!!??
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